日新の社長が峯茂樹氏へ就任し、18年ぶりのトップ交代を機に新中期経営計画を前倒しで始動。組織変更や海外拠点の拡大、医薬品物流の強化など総合力を高める施策を進める。
日新は4月、峯茂樹氏が社長に就任した。創業家以外の社長は初となり、就任と同時に新中期経営計画を前倒しで開始した。部門横断の戦略部を設置するなど、事業横断の判断を迅速化する体制へ改編した。外部人材の招聘やベインキャピタルの活用を含む投資も打ち出している。
新中計の下で海外拠点の活用を含む総合力の強化を進める。既存事業の横展開やパナソニックの保冷ボックス活用、デジタルフォワーディングサービスの拡大などを挙げ、投資と組織改革を同時に推進する方針だ。
重点分野では自動車関連、食品、化学品をコアとしつつ、海運・倉庫・陸運などの事業軸を横断的に結びつける。神戸に化学品拠点を、熊本にはモビリティー・半導体関連拠点を9月に開設する計画で、医薬品事業の強化も進め、物流サービス開発部門「物流LABO」も設置した。
社長は「人の日新」として創業精神の継承を強調。日々の創意工夫と自己改革を進めながら、次代へ役割を引き継ぐことを目標とする。