Unconventional AIはイスラエルのNeuRealityを買収する非公開の現金・株式取引に合意した。買収により、実験用チップを顧客向け製品へ転用するエンジニアリング資源を獲得する見込みだ。
評価額が約45億ドルのUnconventional AIは、イスラエルのチップ開発企業NeuRealityを買収する非公開の現金・株式取引に合意したと公表した。取引価格の正式公表はなく、Globesの報道では現金と株式の組み合わせで1億5,000万ドル〜2億ドルとの推定がある。
NeuRealityのNR1アーキテクチャはネットワークエンジンとハードウェアハイパーバイザーを組み合わせ、AI推論のデータ伝送やジョブ管理のオーバーヘッドを削減することを目指す。今回の買収によりUnconventionalは、研究用チップだけではなく商用製品へと転換可能なシリコンの実装ノウハウを獲得する。
両社ボードは取引を承認済みで、2026年第4四半期の成立が見込まれる。NeuReality側の説明では、買収後に約40名のイスラエル拠点従業員の一部が他部門へ統合され、一部の営業・マーケティング・財務スタッフが職を失う可能性があるとの報告がある。
1,000倍の効率性というUnconventional AIの公表目標は商業製品で実証されておらず、独立ベンチマークでの裏付けはない。一方NeuRealityは2024年の試験でQualcomm Cloud AI 100と組み合わせたNR1-Sの結果を公表する一方、他の構成での検証は独立性が取られていないとの指摘がある。