8月24日朝の国際金融市場動向では、米ドルが変動しつつ数カ月ぶりの安値圏近くで推移し、金は3カ月ぶりの高値水準に達した。日経平均は小幅に上昇して取引を終えた。
外国為替市場では、週初の取引で米ドルが変動を続け、長期債買い戻しの規模拡大に対する市場の不安感が残っていた。カナダドルは米国との関税措置をめぐる報復の影響で取引開始直後に0.2%下落し、1.3798カナダドル/米ドルとなった。オーストラリアドルとニュージーランドドルはそれぞれ0.7171ドルと0.5979ドルで取引され、3カ月ぶりの高値をわずかに下回った。ユーロは1.1685米ドルで堅調、日本円は159円/米ドルを上回って推移した。金は3カ月ぶりの高値1オンス約4,627ドルで取引され、米サービス部門の成長が高水準となったことがドル売りを抑制する材料となった。
株式市場では日経平均株価が小幅上昇し、AI関連株には売り圧力がかかった。NVIDIAの決算発表を控える中で半導体関連株の動向が注目され、東京エレクトロンは上昇した一方、藤倉とソフトバンクグループは下落した。金市場では米ドル安を背景に金価格が再び上昇し、今週後半の米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に関する注目が集まっている。
長期金利の上昇や財務省の長期債買い戻しの拡大は、米ドルの下落圧力を変動させる要因として市場で見られ、オーストラリアの戦略家はこのセンチメントが豪ドルの安定に寄与すると指摘した。日本市場では日銀の次回会合を控え、利上げ観測が再び取り沙汰されている。