米FRB・ECB・BOJが相次いで利上げを実施し、BoEは据え置きとなった。エネルギー価格上昇を背景に物価上昇圧力が続く中、世界の金利動向が再び転換点を迎えつつある。日本は約31年ぶりの高水準へ引き上げ、今後の金利政策の見通しが市場の注目を集めている。
今週以降、米連邦準備制度理事会(FRB)・欧州中央銀行(ECB)・日本銀行(BOJ)はいずれも金利を引き上げ、世界の金利動向に新たな転換点が生じつつある。BoEは現時点で利上げを実施していないが、物価上昇圧力が続けば追加利上げの可能性を示唆している。
FRBは9月16日、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、範囲を3.75〜4.00%とした。FOMCの予測では、18人中16人が2026年末までに少なくとももう1回の利上げを見込んでいる。物価上昇が2%の目標に届かない中、 FRBは高金利を維持する姿勢を示している。
ECBは9月10日に預金金利を25ベーシスポイント引き上げ、2.5%とするタカ派転換を採用。今年2度目の利上げとなった。ECBはエネルギー価格圧力と成長のトレードオフを踏まえ、今後の利上げ時期を10月か12月に探る見通しを示している。
日本銀行は9月18日に政策金利を1.0%から1.25%へ引き上げ、約31年ぶりの高水準となった。日銀は高まるインフレと賃上げに対応し、金融政策の正常化を徐々に進める方針を示している。BoEは3.75%を据え置いたが、今後のインフレ動向次第では再調整の可能性がある。