日本精工はアールティ製の4足歩行ロボットを藤沢工場の熱処理炉で自動巡回点検するシステムを、2027年度に本格運用開始する見通し。早期実証を経て、28年度には外販を検討している。
日本精工はアールティ製の4足歩行ロボットを用いた工場内点検システムの運用を、2027年度に開始する方針を示した。藤沢工場で熱処理炉の巡回点検を自動化し、AIカメラで稼働状況を記録・監視する。
実証は今年6月に開始され、ロボットのハード・ソフトの更新を月1回程度行い、機体の強度向上や階段昇降・狭い通路走行などの動作適応を進めている。概念実証は10月末を目処に完了する予定。
日本精工は25年にARTIと業務提携を発表し、26年にはロボット事業部を新設。デルタ電子やアトムとの協業を開始し、AIがロボットを自律制御する「フィジカルAI」戦略を推進している。
アールティは国内外の企業との連携を拡大し、ロボットの安定供給体制を整備する方針で、22年度以降の協業拡大を見据えている。