三越伊勢丹ホールディングスが8月13日の第1四半期決算で売上高1,289億円、営業利益189億円と前年同期を上回り、通期予想も上方修正。分割発表と配当・株主優待の変更を同日に公表し、翌日以降の株価動向とテクニカル指標にも変化が見られた。
8月13日に公表された第1四半期決算では売上高が1,289億円、前年同期比3.8%増、営業利益は189億円で前年同期比20.6%増となった。これを受けて通期予想も売上高5,620億円、営業利益840億円へ上方修正され、百貨店中心の増益が鮮明になった。決算要約では高額購買客と訪日外国人需要が百貨店を牽引する構図が示された。
不動産事業の売上高も前年同期比40.8%増となり、全体の収益押し上げ要因が複数並ぶとされた。一方、8月14日に最上位継続と目標株価増額のレーティング報道が出たが、株価は3,548円へ下落する動きとなった。
8月13日にパラボリック買い転換が、8月20日には転換銘柄一覧にも登場するなどテクニカル材料が断続的に出ている。株価は決算直後から3,400円台後半でもみ合いを続け、1株を2株に分割するほか配当予想の修正と株主優待制度変更も同日公表され、分割後も優待は100株から維持されることとなった。
この日は分割と還元条件の整理が同日公表されたこともあり、資本政策と財務施策の両輪が意識される形となった。