三菱ケミカルグループの筑本学社長が、半導体材料大手JSRの買収に意欲を示したほか、傘下の日本酸素ホールディングスとの「親子逆転」問題や石化再編の行方について激白した。
三菱ケミカルグループの構造改革はほぼ一巡し、田辺三菱製薬の売却を含む製薬・石油化学・コークスなどの基礎素材の整理・再編を通じて、2026年度からは“攻め”の戦略へ転じる。筑本学社長は本特集のインタビューで、JSRの買収に対する意欲と石化再編の今後の展望を直撃取材に応じて語った。
石化分野の再編では、京葉地区の連携を核にした再編論と鹿島地区の設備を含む“東日本石化大再編”の可能性が取り沙汰され、エチレンプラントの停止・集約が進む見通しが挙げられた。筑本氏は、日本全体の産業基盤強化のための大型設備の統合・共同活用を促す考えを示し、石化事業の統合・再編の方向性についての質問に踏み込んだ。
次ページでは、JSR買収に対する意欲のほか、日本酸素ホールディングスとの「親子逆転」問題についても言及しており、同社が抱える構造改革後の課題と今後の戦略の展望を示した。石化再編とともに、国内外の市場環境を踏まえた事業ポートフォリオの再構築が今後の焦点となる見通しだ。