40年前のG-SHOCKの魅力が北米で再発見され、カシオ計算機の北米事業の好調が目立つ。2026年4月〜6月期の営業利益は前年同期間の約3.4倍となり、北米売上の寄与度が高まっている。
北米市場で40周年を迎えたG-SHOCKの再評価が進み、2026年4月〜6月期の北米エリア売上高は前年同期間比22%増加した。北米の売上構成比は全体の約17%で、時計事業の四半期売上高は510億円、北米エリアの売上は87億円だった。国内売上は82億円で、北米の逆転現象が顕在化している。
過去にはコロナ禍後の販売店減少や北米での反応の不振が示されていたが、2024年5月にプロモーション戦略の軌道修正を発表し、ローカライズを強化。中高価格帯のG-SHOCKモデルやGメタル系の販売に力を入れ、40周年記念モデルの投入やグローバルキャンペーンの効果を北米で見極めた。SHOCK THE WORLDといった大規模キャンペーンは北米での効果が限定的だった。
2025年以降は売上回復が進み、2025年1月〜3月の北米エリア売上は前年同期間比で12%増加。北米での回復を受け、地域ごとの流行に合わせた戦略を継続している。カシオは北米ターゲットをGen-Zに絞るなど現地市場に即した施策を強化し、レトロ志向やエントリーモデルの強化を進めた。