日本独自の宇宙インフラ構築を目指し、IHIがICEYEの合成開口レーダー衛星2基の運用を開始。今後は最大24基体制のコンステレーションを視野に、国内組立の新規打上げ計画も進む。
IHIはICEYEから調達した合成開口レーダー(SAR)衛星2基の運用を開始し、衛星データの取得を本格化させた。昼夜・天候を問わず高解像度データを得られる特性を活かし、海域監視や重要インフラの把握など安全保障分野での活用が見込まれている。
契約ベースでは、2025年10月にICEYEと締結した協力をもとに4基を確定調達、将来的にはオプションで追加20基を含む最大24基体制を目指す。現在は運用済みの2基に加え、後続衛星の順次投入が計画の推進力となる。
残る2基は2026年夏頃に国内で組立・試験を実施する予定で、打ち上げは2026年度第4四半期を想定。これにより観測頻度や撮像キャパシティの拡大と、継続的なデータ提供体制の強化が見込まれる。
将来的には光学センサーやVDES、RF・IR・ハイパースペクトルなどを組み合わせた多様な衛星センサーの統合を検討。国際連携を活用しつつ、日本発の宇宙インフラを自律的に確保する方針が示されている。