韓国ハンファが米海軍の中型揚陸艦建造事業を初めて受注。米フィリー造船所を拠点に、2027年に建造を開始する契約で、建造は1隻分、オプション3隻を含む。
韓国ハンファは米海軍の中型揚陸艦LSMの建造契約を取得した。契約額は2億6900万ドルで、建造はペンシルベニア州のハンファ・フィリー造船所が担当する。新造契約はハンファが2024年12月にフィリー造船所を買収して以降初の大型米海軍受注となる。建造開始は2027年10〜12月期を予定している。
契約は船舶建造管理を托す形態で進み、米海軍は造船所の選定と建造管理を専門企業に委ねる方式を採用した。トート・サービスが競争入札を経てハンファディフェンスUSAを選定し、契約を締結した。
米海軍はLSMを計35隻導入する計画で、1番艦の引き渡しは2030年を目指す。ハンファは今回の実績を足がかりに米海軍艦艇市場への参入を本格化させ、後続艦の受注に向け人材育成や設備投資を進める方針だ。
LSMは米海軍が沿岸で分散作戦を展開するための揚陸艦。全長約100m、幅約16m、軽荷排水量約2687トン、航続距離は約7400kmで、設計はオランダのダーメンが開発したLST-100を基に調達される。 フィリー造船所は過去にトート・サービスと協力し4隻の建造実績があり、海軍事業参入の基盤を強化している。