臨床現場での生成AIの使用状況を、日本の研修医を対象とした全国規模調査から明らかにした。GM-ITE回答者のうち GenAI 使用者は約4割で、鑑別診断の主情報源としての依存は13%にとどまる。
本研究は東京大学大学院医学系研究科の研究グループが、全国の卒後1~2年目研修医を対象に実施した基本臨床能力評価試験GM-ITEの回答者を用いて、GenAI の臨床現場での活用状況を調べたものである。回収対象は546病院、回答者は29389名の中から2,989名(全体の32.6%)で、GenAI の使用状況やリテラシー、ベッドサイド行動の認識を問う独自アンケートを実施した。
結果として、臨床業務における GenAI 使用と回答者全体の比は、使用と回答したのが1,124名(39.4%)、非使用が1,726名(60.6%)だった。鑑別診断を行う際の主要参照源として GenAI に依存していた割合は13%にとどまった。