アンソロピック日本法人が設立1周年を迎え、NEC・日立製作所・富士通らと協業する方針を示した。Claudeを導入する国内企業や教育機関の拡大と、レガシーシステムの刷新をAIで支援する役割を強調している。
アンソロピック日本法人は設立1周年を記念して説明会を開き、日本企業の長年の課題である古いシステムの刷新をAIで後押しする狙いを示した。ロボティクスなどのフィジカルAIと組み合わせ、企業経済活動につなげることが“面白い”と東條英俊氏は述べた。
同社の組織は設立当初の約3名から50名超へ拡大。Claudeを導入した国内企業・組織もこの1年で10倍以上に増えたが、導入数の公表はなかった。公共分野や教育分野での活用が進み、デジタル庁の内製環境「源内」も2025年5月運用開始、2026年5月には全府省庁職員約18万人を対象とした実証が開始された。
日本企業がSIerと組んでAIを導入する流れの中、NEC・日立・富士通といった大手企業と協業する方針を東條氏が説明。NECはcotomi、富士通はTakane、日立は外部言語モデルの顧客業務適用を進めており、Claudeを顧客企業へ提案する役割も担う。
Claude Codeを軸としたレガシーモダナイゼーションの推進では、日鉄ソリューションズと戦略的パートナーシップを締結。既存システムの診断から移行計画、移行作業までAIが支援する方針だが、具体的な国内導入事例や工数削減成果の公表は今回の説明会では示されなかった。