大江麻理子キャスターが日銀・黒田東彦前総裁へ独占インタビュー。植田日銀の路線と来年の経済展望に加え、世界経済の不確実性要因としてトランプ政権の動向にも言及した。これにより年末の市場動向や日銀の政策運用の今後が注目された。
12月20日に東京市場の動向が伝えられ、円は一時157円台後半まで売られる局面が示唆された。そんな中、大江キャスターは黒田東彦前総裁へ単独インタビューを実施し、植田日銀の現状の評価と来年の経済展望について尋ねた。
黒田氏は利上げについては「中立金利に向けて徐々に金利を上げていくプロセス」と述べ、過度な金融緩和を続ける意義は薄いとの認識を示した。植田総裁の路線の評価と、それに伴う大規模国債買い入れの副作用についても言及があった。
来年の世界経済については、トランプ次期政権の政策が不確実性を高めるとの見方が示された。政策動向次第でインフレ圧力が高まり、FRBが金利を引き上げる局面もあり得るとの見解が語られた。
日本経済の見通しとして黒田氏は、2%の物価安定目標が安定的・持続的に達成される経路にあると述べ、来年にはデフレ脱却宣言が可能になるとの発言が挙げられた。