北米の石油・ガス関連企業の2026年4-6月期決算が発表され、原油価格上昇と中東供給不安を背景に増益企業が相次いだ一方、ガス比率の高い企業は減益も目立った。
北米の石油開発企業10社の4-6月期決算は、6社が大幅な増益、4社が減益となった。原油生産比率が高い企業群が好決算となり、WTI価格の上昇が利益を押し上げた一方、ガス比率の高い企業は相対的に苦戦した。増益企業にはExxon Mobil、Chevron、Cenovus Energy、Diamondback Energy、Ovintiv、Antero Resourcesなどが含まれ、増益幅は前年同期比で大きく改善した。
輸送・貯蔵関連の北米企業6社は、ホルムズ海峡封鎖による中東供給不安の解消に向けた米国の代替需要の拡大を追い風に、全体として増収増益となった。Enterprise Products Partners、ONEOK、Kinder Morgan、Williams Companiesなどが該当し、輸送量の拡大とNGL需要の増加が収益を支えた。
掘削関連企業は大手3社の間で業績に差が出た。SLBは売上が微増ながら減益、Baker Hughesは減収減益、Haliburtonは増収増益となり、Whitecap Resourcesなど一部には高い増益を示す銘柄もあった。今後もホルズ海峡封鎖を背景とする米国原油の生産・輸出需要の動向が注目される。