NTTデータグループが米パロアルトネットワークスと提携を発表。サイバー防御向けのAI導入を共同で推進し、世界市場を対象に2029年末までに10億ドル規模の事業を目指す。
NTTデータとパロアルトネットワークスは複数年にわたる協業で合意し、サイバー防御に役立つサービスの共同開発や、戦略策定からシステム導入・運用までを一貫して支援する。対象は日本を含む世界市場で、企業のセキュリティ対策を強化する体制を整える。
自律的に作業をこなすAIエージェントを用いてサイバー攻撃を検知・対応する仕組みを導入し、AIの透明性を高める仕組みも取り入れる。金融・ヘルスケア・製造業を中心に提供を想定し、顧客企業への適用を広げていく。
NTTデータはこれまでパロアルトのソフトウエア販売を担ってきたが、今後はサービス開発にも協業を広げ、同社技術をNTTデータの既存サービスに組み込む展開も検討する。国内外にわたり7500人を超えるセキュリティ専門人材を活用して、AI導入の支援を強化する。
7月にはサイバー対策のAIサービスを開始する方針を示し、外部の複数の先端AIモデルを活用してソフトウェアの脆弱性診断を行う。パロアルトはセキュリティソフトの強みを持ち、イスラエルのサイバーアーク買収などで製品群を拡充している。