日本生命がMDVを完全子会社化し、医療データの活用を強化。早期受診の促進と新商品開発を検討する。
日本生命保険は、医療データ収集・分析のMDVを完全子会社化した。MDVの中村正樹社長は、医療課題の長期的な取り組みや日生との連携による早期受診の促進、保険商品の新規開発の検討を示した。
MDVは2003年創業で病院が持つ医療情報をビッグデータとして活用・提供する企業。日生は昨年TOBを経て子会社化しており、MDVのデータ活用を通じ社会性の高い長期施策を取りやすくなるとしている。
今後MDVは日生と連携し、日生契約者の健康状態を把握して検診につなぐ仕組みを整備する。対話型AIを活用して営業職員へ受診勧奨の周知を進める計画がある。約5万人の営業職員が受診勧奨を担う見込み。
日生側にもデータ分析による健康状態の可視化・将来リスク予測が可能となり、がんなどの疾病を抱える者にも保険を勧めやすくなる見通しがある。MDVの飛田副社長はデータが各事業をシームレスに結ぶことを期待している。