FUJIはAIサーバー向けの基板需要が拡大したことにより、第1四半期の営業利益が前年同期比で大幅に増加。通期の業績予想も上方修正され、NXTRへ切替進行が利益率改善に寄与した。一方で株価は市場環境の影響を受けやすく、上昇が限定的だった。
FUJIはAIサーバー向けの需要が旺盛で、第1四半期の受注高は前年同期比で約97%増、売上高は約46%増、営業利益は約193%増、純利益は約122%増と好調だった。けん引役はAI投資の増加と、新型機NXTRへの移行による利益押上げである。
NXTRへの切替により旧型機の比率はゼロとなり、NXTR比率は前年度の30%から54%へ上昇。これが売価と操業度の改善を通じて利益率の向上に寄与した。今期の受注高は2560億円、売上高は2440億円、営業利益は600億円、純利益は440億円を見込むなど、通期計画も引き上げられた。
ただし株価はAI・半導体関連株の相場環境に左右され、8月以降の市場急落で一時的に下落した。比較対象のPERではFUJIは他のFA機器大手と比べて割安と見られる一方、THKとの水準は近接している。
今後の焦点は次回の中間決算でAIサーバー需要の持続性と新型機NXTRの普及状況が業績へどの程度寄与するかである。株価動向は市場環境次第で、引き続き需給とマクロ要因の影響を受けやすいと見られる。