南アフリカランド/円は9円台前半のレンジ下限付近で推移しており、9月にSARBが政策金利を7.25%へ引き上げた事実と、財政評価の改善が今後の動向を左右するとの見方が示されています。
南アフリカランド/円は10月の想定レンジをおおむね9.3~9.9円とし、資源価格の動向や燃料高、日銀の動向次第でレンジ下抜けの可能性もあると指摘しています。下限は9.34円、上限は9.94円程度と算出され、金価格の回復とランドの対ドルの動きが反発材料になる一方、円高の進行で抑制される可能性があるとしています。
南アの財政評価は改善傾向で、政府は2025/26年度まで3年度連続のプライマリー黒字を拡大し、S&Pは2025年11月に格上げ、2026年5月にはポジティブ見通しを維持、ムーディーズは格付け据え置きながら見通しをポジティブへ引き上げています。しかし財政改善は道半ばで、10月の反発には直結しないとしています。
資源高は税収を支える要因でしたが、金・白金族の価格は下落傾向にあり、鉱業は減産を続け、鉱業生産も前年同月比で減少しています。10月時点の金価格は1オンスあたり約4,165ドルで、9月には6%超の下落をみています。