SBSホールディングスが三菱ケミカルの物流子会社「三菱ケミカル物流」を192億円で買収すると発表し、2027年4月をめどに全株式を取得して完全子会社化する。これにより化学品の物流領域での受注拡大を狙う。
物流大手のSBSホールディングスは、三菱ケミカルの物流子会社である三菱ケミカル物流を192億円で買収すると発表した。買収完了後、SBSHDは同社を完全子会社化する予定で、2027年4月をメドとしている。
三菱ケミカル物流は危険物や毒劇物、高圧ガスなどの輸送を手掛け、三菱ケミカルグループの完全子会社として位置づけられている。2026年3月期の売上高は803億円だが、同期の純損失は10億円と収益性が課題とされる。
SBSHDはM&Aによる事業拡大を推進しており、化学品の物流を含む受注の拡大を通じて規模と収益性の向上を狙っている。25年にはブリヂストン物流を連結子会社化するなど、製造業の物流子会社の買収を進めてきた実績がある。
三菱ケミカル物流の売上の約7割は三菱ケミカル関係の輸送が占めており、SBSHDの傘下入りにより他社からの受注獲得機会が増える可能性がある。