日立はドイツ企業のバイオメタネーション技術の知財と関連資産を日立パワーソリューションズと共同で取得した。TOPPANは米国企業の包装事業を買収し、2027年3月期1Qの営業利益が前年同期比で約47.9%増加した。両社の動きは大企業のM&Aを事業変革につなげる例として報じられている。
日立製作所は2026年8月、ドイツ企業のバイオメタネーション技術に関する知的財産と関連資産を、日立パワーソリューションズとともに取得したと発表した。これにより新技術の事業展開の道が開かれたとされる。
一方、TOPPANホールディングスは米国企業の包装事業を買収したことが業績に寄与し、2027年3月期第1四半期の営業利益は前年同期比で47.9%増となった。買収による事業ポートフォリオの強化が要因とみられる。
著書『起業家のためのスタートアップM&A入門 企業価値を最大化するもう1つの方法』の著者でファイナンス・プロデュース共同創業者の松井克成氏は、スタートアップM&Aを大企業の成長投資の一形態として位置づけ、外部技術の取り込みが事業成長を加速すると説明している。
このような大企業のM&Aを巡る議論は、日立とTOPPANの取り組みを事例として挙げられ、スタートアップM&Aの規模化と質の向上が日本の大企業の成長戦略に影響を及ぼすとの見方が示されている。