セレスの子会社ラボルは、弥生のバンキングサービスと業務提携してlabolファクタリングfor弥生ユーザーの提供を開始した。弥生プラットフォーム上での申込みが可能となり、請求書の買い取りはAI審査で最短30分で完了する。
セレスの子会社ラボルは2026年10月14日、弥生株式会社が運営するバンキングサービス内でlabolファクタリングfor弥生ユーザーの提供を開始した。フリーランスや個人事業主が弥生のプラットフォーム上で直接資金調達を申し込めるようになり、資金繰りの手続きが統合的に進む見込みとなっている。
特徴として、ラボルが独自開発したAIによる審査を用い、請求書の買取可否を正確かつ即座に判定する。会員登録から入金完了までを最短30分で実現し、弥生の操作画面を離れることなく資金調達を完了できる点が挙げられる。これによりバックオフィス業務の負担が軽減されるとされる。
市場環境として、2026年時点の国内ファクタリング市場はAI審査の高度化とオンライン完結型サービスの普及により規模が6.3兆円に達すると見込まれている。ラボルは2025年9月に総額約32億円の資金調達を実施し、フリーランス向けのチャレンジャーバンク構想を推進してきた。これに対し弥生は2026年4月に銀行機能を外部に提供するBaaSを活用するサービスをリリースしている。
今後は埋め込み型金融の推進を背景に、会計ソフトとバンキングサービスを横断して資金繰りを管理する環境が整いつつある。ラボルはセレスグループのリソースを活用して金融サービスの拡大を図り、弥生プラットフォーム上で競合他社の資金調達手段との選択肢を提供する体制を整える方針だ。