スシローは中国を中心に海外展開を拡大し、国内店舗の直営を基本方針とする。中国は進出から5年足らずで100店舗を突破し、9月末時点で135店舗に拡大した。
スシローの中国店舗は進出から5年足らずで100店舗を超え、9月末時点で135店舗まで拡大した。北京1号店が入る商業施設の集客力が出店の鍵となり、モールの招待や出店条件の交渉力も高まりつつある。コロナ禍や日本産水産物の輸入停止など外部要因による逆風もあるが、出店は着実に続いている。
加藤副社長は決算説明会で、多くのモールから出店の誘いを受けているものの、人員の確保・育成状況を見極めつつ厳選して出店していると説明した。海外展開においては、現地のフランチャイズや現地法人任せではなく、直営を原則とする方針を貫いている。
外食大手の中国展開ではユニクロや無印良品が不採算モールから撤退する中、スシローはモール集客の核としての価値が認識され、出店条件で有利な立場にあるとみられている。直営主体の運用により、日本の店舗と味を海外でも再現する姿勢を強調している。
出店の進め方は古典的で、最初の海外進出は2011年の韓国、展開が本格化したのは2018年の台湾以降。2019年には香港とシンガポールに出店し、2021年に中国本土へ進出した。台湾・香港をゲートウェイとし、中国本土へ徐々に拡大する順序を取っている。