日本企業22社・32名がブリティッシュコロンビア州バンクーバーを訪問し、水素・CCS関連技術の視察と現地関係者とのネットワークを実施した。視察は9月14日から15日にかけて行われた。
ジェトロのカナダ西部水素・CCSミッションには、水素・CCS関連事業に携わる日本企業・公的機関など22社、32人が参加し、BC州バンクーバーを訪問した。現地では州政府や関係機関から水素・CCS政策の説明を受け、関連企業や施設の視察と現地関係者とのネットワーキングを行った。
BC州は再生可能電力の豊富さと太平洋に面した立地を活かし、水素の生産・輸出拠点として注目されている。9月14日のネットワーキングではジョージ・アンダーソン政務官が、日本との経済・貿易関係を重視し協力を深めたいとの考えを示した。
ミッションはエコナパワーを訪問し、天然ガス由来のメタンを熱分解して水素と固体炭素を生む設備を視察した。エコナパワーはカーボンブラックの販売を収益源とし、2027年には新たな実証機の稼働を予定しているという。日本や欧州での事業モデルの有効性が指摘された。
15日にはサイモンフレーザー大学のベンチャーラボを訪問し、Hydrogen Hubの取り組みについて説明を受けた。HHは技術移転やライセンス供与だけでなく、共同研究やパートナーシップ形成を通じた社会実装支援を進めているとの説明があった。現地企業の協業機会を探る声も聞かれた。