台湾のゼネコン・デベロッパーの視察団24人がオイレス工業を訪問。日本初のLRBを採用した基礎免震構法ビル「TC棟」(1987年築)を見学し、免震技術の歴史や採用事例を紹介された。将来の台湾市場開拓に向け、現地製造体制を整えた台湾松澤防震設備との連携や普及計画についても説明があった。
視察団はオイレス工業の鉛プラグ挿入型積層ゴム支承(LRB)を日本で初めて採用した基礎免震構法ビル「TC棟」を中心に、同社の免震・制震装置の構造や設置数、地震時の挙動の解説を受けた。団員は展示ルームで軸受製品や採用事例を直接手に取り、製品の仕組みを理解を深めた。
日本での代理店契約を結んでいる台湾松澤防震設備股份有限公司の現地製造・販売体制を台湾市場へ展開する方針が紹介された。将来的には低層・高層建築物に応じた製品の選択と現地生産の組み合わせで普及を進める予定だ。
視察は9月29日に来日、10月4日に帰国。台湾側の代表者は免震装置の普及と技術の理解深化を評価し、今後の協業体制の拡大を見据えた意欲を示した。オイレス工業は台湾松澤との連携を強化し、現地での免震・制震技術の普及を推進する方針を改めて強調した。
本件には台湾メディアの取材もあり、今後商業周刊や鏡週刊などの紙面・Webでの報道が予定されている。これにより台湾市場での免震技術の認知度向上が期待される。