円高が急速に進む中、日銀の利上げ観測と円キャリートレードの巻き戻しが進行。短期的にはビットコインにマイナス要因となる可能性があると指摘される。
ドル円は急速に動き、9月1日に約160.17円だった水準から一時152.89円まで下落し、円の価値は約4.8%上昇。今回の円高は単純なドル全面安ではなく、日銀の追加利上げ観測が背景にあるとの認識が市場で広がっている。
投機筋の円売りポジションは9月1日時点で約10.2万枚まで膨らんでおり、円高が進むと損切り・買い戻しが誘発されやすく、円高がさらに進む循環が生まれる可能性がある。
円キャリートレードの巻き戻しが暗号資産市場へ影響するとの見方が強く、円建てのBTC価格はドル建て価格の変動に加え為替変動の影響を受けやすい。現状のSTH-SOPRは1付近で推移し、2024年8月のような極端な損失確定はまだ観測されていない。
今後のポイントは日銀の政策判断とドル円の動向。150円付近へ進むか、152.89円を割り込むかでキャリートレードの巻き戻しが市場全体へ波及するかが焦点となる。