TSMCは台南に3nm新工場を追加し、2028年上半期の量産を目指す。米アリゾナと日本熊本の拡張も前倒し・拡充され、HPCとAI需要に対応した供給体制を強化する。
世界最大のファウンドリ企業であるTSMCは、台湾南部の台南科学団地に3nm工場を新たに追加建設する計画を明らかにした。既存の3nm工場と合わせて計4カ所体制となり、来年上半期からの量産開始を目指す。
3nmの売上はウエハー全体の約3分の1を占め、HPCとAIアクセラレータ関連の需要が拡大している。第3四半期の決算では3nmが全体の売上の33%、先端プロセスの売上比率は79%に達した。
投資計画も拡大しており、2026〜2028年の設備投資は600億〜640億ドルを見込み、今後数年間の規模は直近3年間を大きく上回ると予想される。
タイナンの既存5nm設備の一部を3nmへ転換する一方、タイナン・アリゾナ・熊本の3nm拡張を進める。アリゾナの2番目の工場は来年第3四半期から量産開始を前倒し、熊本の2番目は2028年に量産開始予定だ。