米ドル/円が120日MAを大きく割る事態となり、円売りポジションの含み損拡大を警戒する動きから円買い戻しが進む可能性が指摘された。クロス円でも同様の動きが観測されている。
最近の米ドル/円は120日移動平均線を下回る場面が増え、159円半ば程度の水準を割り込む局面に至った。これまでの転換点として機能してきた120日MAの割れは、今後の円高・米ドル安方向の動きを示唆する可能性がある。
過去には2024年夏にかけて約20円の急落が発生し、CFTCの投機筋ポジションが過去最大規模の売り越しから買い越しへ転換したことが影響したとされる。今回の割れも、損失拡大を回避するための円売りポジションの買い戻しを促した可能性がある。
ユーロ/円や豪ドル/円といったクロス円でも120日MA割れが観測されており、引用された図表の水準での動きが続く場合、これらの円売りポジションの含み損解消を狙う円買い戻しが増える可能性に注目が集まる。
現在の状況は、日米協調介入後の急落局面での水準との関係性を含め、今後の展開を見極める必要がある。クロス円を含む複数の通貨ペアで同様の動きが続くかが焦点となる。