ベルテックスが東証スタンダード市場へ新規上場した9月18日以降、同業のFJネクストホールディングスが初値段付けの比較対象として取り上げられ、PBRが0.8倍前後で推移していることが指摘された。
ベルテックスのIPOは9月18日に東証スタンダード市場へ新規上場した。公開価格が妥当かを測る「類似会社」としてFJネクストホールディングスが比較対象として挙げられており、初値時点ではベルテックスのPBRがほぼ1倍に並ぶ一方、FJネクストは9月上旬時点で約0.8倍程度にとどまった。
FJネクストは首都圏でガーラマンションシリーズを展開する投資用ワンルームマンションの企画・開発を主力とし、入居募集・建物管理・施工・中古物件の買い取り再販売までを自社グループで一貫して行う循環型モデルを特徴としている。決算資料では上場企業としての信用力と金融機関の信頼が資金調達や土地情報の集まり方に影響すると説明され、2025年には首都圏投資用マンション供給戸数で首位に返り咲いたことが示された。
今回の上場直後には日銀が政策金利を1.25%へ引き上げ、約31年ぶりの高水準となったとの報道が伝えられている。PBR1倍割れの状態は、市場がこの循環の脆弱さをどう評価しているかの指標とみられ、なぜ放っておかれているのか、何が変われば見直されうるのかが問われる。
企業概要として、FJネクストホールディングスは首都圏駅近の単身者向け賃貸マンションを投資用として販売し、運用と出口までを一貫して提供する会社とされる。事業セグメントは不動産開発、不動産管理、建設、旅館の4つで、特に不動産開発と管理を中心に収益を生み出す構造が説明されている。