地方で食品売場をドラッグストア化する“フード&ドラッグ”が拡大しており、都心では見かけない店舗形態が増えている。主要チェーンの新業態が地方の来客を取り込む動きが進んでいる。
2025年の市場ランキングにコスモス薬品、クスリのアオキ、クリエイトSD、ナチュラル、ゲンキーといった銘柄が入り込む動きが伝えられ、これらは食品スーパーの売場をドラッグストア化した業態を特徴としている。これが“フード&ドラッグ”と呼ばれる新潮流の正体だと説明されている。
フード&ドラッグで成長したチェーンは、来店客数が薄い地方や郊外のロードサイド出身者を中心に、購買頻度の高い食品をディスカウント販売することで集客を図り、来てくれた顧客に薬粧類をついで買いしてもらう戦略を選んだとされる。
地方では売場が見た目スーパーに近い形態であっても、生活必需品がひととおり揃い“大きなコンビニ”的機能として評価される一方、薬粧の購買が増えると既存のドラッグストアの売上を徐々に奪う可能性があるとの指摘がある。