Toast株がNTM株価対正規化利益倍率でこれまでで最も低い水準に落ち込み、同時にウォールストリートの目標株価は上昇している。一方でFCFマージンの低下やインサイダー売却が指摘されている。
Toast株はNTM株価対正規化利益倍率が9月18日に19.36倍で終了し、上場来最低水準を記録した。過去5年平均の約51.07倍を大きく下回り、売上成長が続く一方で市場評価は極端に安く見積もられている。6月末時点の水準から大きく低下しており、夏の高値36ドル近辺から29.74ドルまで下落したことも併せて示されている。
ウォールストリートの分析では、Toastの平均目標株価は6月30日から9月18日にかけて33.88ドルから38.92ドルへ上昇し、買い評価が増えた。目標株価は株価の131%程度に位置づく水準まで引き上げられており、アンダーパフォームや売り評価はゼロとなっている。これには市場とアナリスト間の乖離が生じている。
真のリスクとして挙げられるのはキャッシュ・フロー・マージンの低下で、FCFマージンは第2四半期に6.81%へ低下した。需要に先立ってハードウェア在庫を積み増したことが要因とされ、2025年第4四半期の10.9%からの低下が続いている。CROやCFOの株式売却、CEOの慈善信託による保有株の処分も報じられ、インサイダーの動向が注目点として挙げられている。
次の決算発表でこの点が改善されるかが焦点となる。もしFCFマージンが回復すれば倍率は依然として割安感を与える可能性がある。一方でマージンが3四半期連続で圧縮したままであれば、現在の株価評価が現実的な反映であるとの見方も生まれ得る。投資判断にはこの指標の動向を注視することが重要とされている。