14日の米国市場の上昇を受けて買いが先行するが、買い一巡後はこう着感が強まりそうとの見方が広がり、日経平均は64500円前後での推移が意識された。原油安を背景にセクター別では半導体などの動きが主導していたが、今後は内需系へ回帰する動きが出やすいとの観測もある。
14日の日本市場は米国市場の上昇を背景に買いが先行したものの、買い一巡後にはこう着感が強まる見通しとなっている。米国市場ではダウが509ドル高、ナスダックが251ポイント高と大きく反発しており、原油価格の下落が買い戻しのきっかけとなった。日経平均先物は大証の動きと連動しており、午後には日中比でおおむね上昇する展開となった。
日経平均は日中取引で64510円付近で終え、ボリンジャーバンドの-1σを捉える動きが観測された。これを上抜けるとショートカバーの動きが想定されるとの見方も出ていた。先物市場では一時63770円まで売られる場面もあったが、米国市場の動意づけで再び買いが優勢になる場面もあった。
原油価格の下落は中東情勢の緊張緩和の観測を支え、湾岸諸国とイランが外相会議を開く見通しが伝えられた。これにより中東情勢に関する過度な警戒感が和らぐとの見方が出た一方、会議での合意文書署名はないとの報道も伝わった。物色は半導体やAI関連株の下げ止まりを見極めつつ、再び内需系銘柄へ資金が移る可能性も指摘されている。
今週は中銀イベントを控え、積極的な売買は手控えられやすいとみられる。短期的には先物市場の動きに翻弄されやすく、インデックスに絡んだ取引を避けつつ新興市場の中小型株に回る動きが想定される。市場全体としては、買い一巡後のこう着感が続くとの観測が多い。