IMFが公表した世界経済見通しで、日本の名目GDPは2027年にインドと英国に抜かれ、世界6位になる見込みとされた。英国内訳の前倒しもありそうとの指摘が含まれる。
日本の名目国内総生産(GDP)は、2026年に4兆3419億ドル、2027年に4兆4676億ドルになる見込みとIMFの最新見通しで示された。インドは2026年4兆602億ドルから2027年4兆5211億ドルへと成長を見込み、英国は2026年4兆2684億ドルから2027年4兆4889億ドルへと増加する見通し。これにより、日本はインドと英国に抜かれ、世界6位となる見通しだ。
IMFは26年の世界全体の経済成長率を3.1%と予想し、7月時点の予想から0.1ポイント上方修正した。日本の成長率は26年が0.7%に上方修正され、AI需要の拡大がエネルギー価格高騰の影響を相殺しているとの分析が示された。日本と対ドルで円安・ドル高傾向が続く影響も指摘されている。
なお、前回の見通しと比べ、英国の抜き去り時期が29年から前倒しになる見通しとなっている点などが言及されている。さらに今回の見通しでは、世界全体の成長見通しに関する追加分析が併記され、国際情勢の変化が各国の相対的順位に影響を与えるとの見方が示された。