フェラーリの初のEV「ルーチェ」は5月にローマで世界初披露されたが、4ドア5人乗りというデザインに賛否が生じ、発表後には同社株が下落。元アウディデザイナーの和田智氏がその違和感を読み解く。
2026年5月、フェラーリは初のEV「ルーチェ」をイタリア・ローマで世界初披露した。4ドア5人乗りを採用し、日本での価格は7623万円と発表され、デザインを担当したのは元アップルのデザイン責任者ジョナサン・アイブ氏と、マーク・ニューソン氏が率いるLoveFromのデザイン集団である。
発表直後、同社株は8%超下落。イタリアのサルヴィーニ副首相は「全く見えない」と指摘し、元会長のディ・モンテゼーモロ氏はロゴを外してほしいと語った。デザインを巡る賛否は大きな物議となり、業界の議論の象徴となった。
今回の分析は元アウディデザイナーの和田智氏とモータージャーナリストの岡崎五朗氏が行い、電動化・知能化の進展や新興メーカーの台頭といった背景の中、ルーチェのデザインがどう受け止められたかを読み解く。
自動車デザイン論の観点から、ルーチェの外観やブランドアイデンティティ、今後の量産車デザインへの影響など、業界の動向を読み解くことが目的とされる。