ダナン市はAPCS正式メンバーへの加盟手続きを進め、福岡市をはじめ日本や韓国の自治体との協力関係強化を目指す。APCS会議で防災・災害対策の取り組みが共有され、持続可能な都市開発に向けた協力も取り沙汰された。
ダナン市の代表団は日本の福岡市で開かれた第15回APCSに出席し、APCS正式加盟の手続き推進を報告した。会議のテーマは協力と共創であり、ダナン市は自然とインフラ、データ、地域社会を統合した災害予防から適応・復旧への移行を紹介した。代表団には建設局や環境局、外務省、土木・産業・技術インフラ投資建設委員会の代表が参加している。
ダナン市は災害リスクを前提とした水資源の空間確保を計画段階から優先する方針を示し、2050年の都市マスタープランでは水域特定と洪水対策区域の保護を厳格化する。さらに、グレーインフラ(貯水池・下水道・運河)とブルーグリーンインフラ、デジタルインフラを組み合わせる三層構想を挙げ、上流との連携や自治体間の協力を強化する非構造的手段も挙げた。
第三段落では、ダナン市が国際的な都市や組織と協力してデータ利活用、早期警報、気候変動対策資金、地域社会を基盤とした適応策を推進したい意向を示し、具体的なプロジェクトリストの用意や技術支援の期待が述べられた。日本と韓国の地方自治体との協力強化を通じ、デジタル変革やスマートシティ開発、イノベーションエコシステムの構築に向けた協力が継続される見通しが示された。
ダナン市は10月21日に福岡県内の廃棄物処理・下水処理施設を含む調査プログラムに参加する予定で、現地調査を通じた実務的な連携を進める。さらに光陽市との友好協力協定の更新や、日本・韓国の地方自治体との二国間会議を通じた協力関係の深化、ベトナム総領事館の支援による文化交流・投資協力・人材育成の促進が報じられた。