銀座4丁目の映画館シネスイッチ銀座が2026年10月25日に閉館する。開館前史やミニシアターとしての役割など、歴史と事実の流れを伝える。
銀座4丁目の映画館シネスイッチ銀座は2026年10月25日をもって閉館する。新たな閉館は、同館の歴史の源流とされる1955年の銀座文化劇場開業に端を発しており、銀座の映画文化の灯を支え続けてきた劇場の一つだった。
銀座文化劇場は地下1・2階を銀座文化1、地上3階を銀座文化2と呼ばれ、銀座文化1は松竹映画の封切館、銀座文化2は都内で唯一の名画座として500本以上のハリウッド古典を提供していた。1987年に地下1・2階を改装してシネスイッチ銀座が開業し、ヘラルド・エース、フジテレビと共同で番組を編成する珍しい体制をとった。
その後の改装でシネスイッチ銀座(1・2)が完成し、邦画・外国映画の同時上映を特徴とする上映体制が続いた。『ニュー・シネマ・パラダイス』など、同館で上映された日本映画の名作はミニシアター文化を象徴する存在となり、女性客を取り込むレディースデーの導入などもあり、上映本数は延べ700本以上に及んだ。
現在は銀座のミニシアター文化を牽引した過去を振り返りつつ、かつて銀座文化でアルバイトをしていた片桐はいりさんとの取材を通じ、同館への思いと歴史を語る記事となっている。特集は、閉館のニュースとともに、長年の劇場空間の記憶を残す意義を伝える。