日本市場向けの輸液療法市場レポートが発表され、日本は2025年時点で約3.63億米ドル、2035年には約67.5億米ドルへ成長する見通し。今後は在宅輸液や携帯型ポンプなどの普及が進むとされる。
株式会社マーケットリサーチセンターは「輸液療法の日本市場(2026年-2035年)」を発表し、日本の市場規模や動向、セグメント別予測、関連企業情報を含む資料であると説明した。レポートは輸液療法の市場全体像と主要な要因を整理しており、日本市場の今後の展望を示している。
市場規模は、2025年時点で約36.3億米ドルに達し、2026年から2035年にかけて年平均成長率6.4%で拡大、2035年には約67.5億米ドルに達すると予測されている。成長要因として慢性疾患・がん患者の増加、高齢化、在宅医療ニーズの拡大、投与機器の高度化、規制承認の進展が挙げられている。
在宅医療の拡大が重要な成長要因とされ、病院だけでなく外来・在宅医療での輸液投与需要が増える見込み。2024年にはKORU Medical SystemsのFreedomEdge Infusion Systemが日本で規制上の承認を得たとされ、在宅輸液市場の拡大を象徴する事例として挙げられている。
治療タイプ別では抗菌薬・抗ウイルス薬が長く最大シェアを占めてきたが、今後はがん領域の需要と高度な輸液ポンプの重要性が高まる見通し。携帯型ポンプ・スマート投与・在宅免疫グロブリン療法など、患者中心の薬剤投与と遠隔モニタリングの要素が競争力のポイントになるとされる。