米マーベル・テクノロジーが光部品メーカーのルメンタム買収で最終協議に入り、早ければ来週にも発表される可能性があると関係者が伝えた。買収成立ならAI光通信分野の大型統合案件となる。
マーベル・テクノロジーが光部品メーカーのルメンタム・ホールディングスの買収に向けた最終段階の交渉を進めており、交渉が成立すれば今年最大級の半導体業界の統合案件になる可能性がある。関係者は来週にも発表される可能性を示唆し、取引条件は最終合意に至っていないと伝えられている。ルメンタム株は時間外取引で約11%上昇、マーベル株は約8%下落した。
両社の統合はデータセンター向けAIデータ搬送のレーザーやフォトニクス機器の調達を垂直統合することでサプライチェーンを簡素化する可能性がある。マーベルはすでにルメンタムからレーザーを調達しており、統合実現時にはネットワーク事業の強化が見込まれる。ルメンタムは米カリフォルニア州本社、マーベルも同州に拠点を置く。
市場関係者の間ではAIデータセンター拡大に伴う光通信部品の需要が加速しており、ルメンタムへの出資や買収はこうした需給の戦略的希少性を浮き彫りにしているとの見方もある。エヌビディアは今年初めにルメンタムへ20億ドルを出資しており、ルメンタムの光モジュール供給の中核性が注目されている。
全体として、マーベルとルメンタムの再編は光モジュール分野の競争力強化とAIインフラの構築を巡る企業間の動きを反映しており、政府当局の独占規制や競争監視の動向にも注目が集まっている。コメント要請には双方とも応じていない。