MIXIのライフスタイル事業は全体の10%へと縮小する一方、モンスターストライクの成功を機に拡大したスポーツ事業が売上構成の約40%近くに達した。海外市場ではPointsBetを子会社化して国外展開を進めるとともに、今後もスポーツを中心とした複数の収益柱の育成を進める。
MIXIは創業期のSNS「mixi」から成長してきたが、スマートフォン広告の拡大が進む一方で従来型の広告は減少し、SNSは現在も運用されているものの主力事業ではなくなっている。2024年には新SNS「mixi2」も開始された。
モンスターストライクのヒットが経営を立て直す転機となり、課金売上高を主軸とするデジタルエンタテインメント事業が成長を牽引した。2015年期には売上高1129億円、2016年期には2087億円へ拡大した一方、近年はデジタルエンタテインメントの伸びが鈍化し、2026年3月期にはデジタルエンタテインメントの売上が838億8900万円となった。
2019年には公営競技関連事業への参入を進め、チャリロト.comの全株式取得とnetkeiba.comの子会社化を進めた。TIPSTARの開始や公営競技情報・投票の連携を通じてスポーツ分野の事業基盤を拡大した。2020年代には千葉ジェッツふなばしや東京フットボールクラブなどのプロスポーツチーム運営にも進出している。
2025年9月にはオーストラリアのPointsBet Holdingsを子会社化して海外市場へ進出。 PointsBetのベッティング技術と顧客基盤を活かし、国内のコミュニケーション機能と組み合わせる方針。2026年3月期の売上高は前年度比10.7%増の1713億6900万円、スポーツ事業は連結拡大で売上構成比が38.4%、デジタルエンタテインメントが49.0%、ライフスタイルは10.0%となっている。今後はスポーツ事業の比率上昇と海外展開を加速させ、複数の柱による収益基盤の構築を目指す。