デンカは北海道大学と共同開発したエボラ抗原迅速診断キット「クイックナビー Ebloa」をJICAを通じて、コンゴ民主共和国に合計3万テスト提供する。緊急分として550テストは9月に供与済みで、現地の要請を受けた計画の一部である。
デンカは髙田礼人教授と共同開発したエボラウイルス抗原迅速診断キット「クイックナビー Ebloa」を、国際協力機構(JICA)を介してコンゴ民主共和国へ提供することを公表した。提供総数は3万テストで、現地のINRBからの要望を受けたもの。
同キットは2018年以降、試作段階や現地での使用実績を踏まえ、PMDAの国内製造販売承認を取得し、2024年6月にはコンゴ保健省から使用許可を得ている。現在の流行ウイルスにも反応することを確認済み。
診断は約10分で判定でき、室温保存が可能で特別な機器を要せず、都市部から離れ医療体制が整っていない地域でも活用が想定される。今後の活用を通じてエボラ出血熱の早期診断・対応に寄与することが期待される。
デンカは経営計画「Mission 2030」でヘルスケアを重点分野と位置づけ、感染症の予防と早期診断を世界の医療課題解決に結びつける方針を示している。