コマツはROE14.1%・海外売上高9割超と高安定を示し、デジタル化と脱炭素化で業界を牽引してきた。特集の第3回では先見性と2つの武器に加え、もう1つの秘訣について解説する。
コマツの最新業績は売上高3兆8000億円超・営業利益率は10%以上を長期にわたり維持しており、ROEも14.1%と高位を保っている。これらの指標は製造業界全体と比較しても堅実であり、同社が安定した成長を続けていることを示す。
同社の強みの一つは歴史的な先見性にある。1955年には国内需要が旺盛な時代の入口で早く海外進出を始め、現在の海外売上高比率は約9割、社員の約3分の2が外国籍とグローバル化が進んでいる。
デジタル化と環境対応でもリードしてきた。2001年には稼働状況を遠隔監視するコムトラックスを標準装備し、2008年には世界初のハイブリッド油圧ショベルを実用化した。独立系企業の比率は国内では少なく、意思決定の機動性が強みとなっている。
特集は次ページでコマツの“頭脳”と“両腕”の2つの武器について詳述するとしており、売上の一部を買収企業が稼ぐ構造などの背景にも触れている。