日本製紙グループは、物流子会社3社を統合して日本製紙グループロジを新設し、2027年7月1日付で発足させると発表した。統合後は全国規模の物流ネットワークを活用し、資本効率と収益性の向上を目指すとしている。
日本製紙グループは、製紙物流を担う日本製紙物流株式会社、南光運輸株式会社、旭新運輸株式会社の3社を統合し、100%子会社として日本製紙グループロジ株式会社を発足させることを決定した。新設の日本製紙グループロジは、2027年7月1日付で正式発足する予定で、グループ全体の物流体制を再編する構造改革の一環である。
統合の背景には、紙需要の縮小と物流人材不足といった市場環境の中で、安定的な輸送体制の維持・強化と経営資源の効率化を図る狙いがある。北は北海道から東北、関西以西までを担当する現行の拠点とノウハウを結集し、組織・機能・物流資産の配置を再検討することで、事業運営の効率化を進める予定だ。
新会社は全国規模の物流ネットワークを活用し、紙業のノウハウを基盤に輸送・運営の効率化と収益性の向上を目指す。今後は他社との業務提携も含め、競争力のある物流体制の構築を進め、グループ外需要の取り込みによる収益拡大も狙うとしている。
日程としては、2026年10月に各社取締役会で合併契約を決議、2027年6月中旬の株主総会で特別決議、同年7月1日に合併効力発生と商号変更を行う予定で、統合は完全子会社間の組織再編としてグループ連結業績への影響は軽微と見込まれている。