大和ハウス工業が英国の戸建て市場へ進出し、現地のミラー・ホームズへ30%出資する。取得額は700億円以上とみられ、出資資金はアポロ・グローバル・マネジメントが運用するファンドが充てる。
大和ハウス工業は英国での戸建て住宅事業に参入すると発表し、現地のミラー・ホームズに対して株式の30%を出資する。取得額は非公表だが700億円以上とみられ、大和ハウスの海外でのM&Aとしては過去最大規模になるとみられる。出資は英国内での戸建て分譲住宅や低価格の入居を可能にするアフォーダブル住宅の供給を手掛けるミラー・ホームズを対象とする。出資元資金は米系ファンドを運用するアポロ・グローバル・マネジメントが投資を手掛ける。
英国市場では建築費の高騰と金利上昇の影響で住宅の供給が鈍っている状況があり、政府は将来的に住宅供給の目標を掲げている。一方、ミラー・ホームズはイングランドとスコットランドを中心に分譲住宅や手頃な価格帯の住宅を開発・供給しており、今後は住宅用地の取得を進め、供給戸数を増やす計画を示している。この動きは英国市場の成長余地を見据えた戦略とされている。
日本国内は大和ハウスの戸建て事業が低迷しており、国内の新築戸建ての営業拠点を縮小する方針を示している。27年3月期の国内戸建ての営業利益率見通しは3%と低水準の見通しで、米国事業の住宅ローン金利高止まりも影響している。海外展開の一環として英国進出を進める姿勢が強まっている。