東北地方の地銀3行が統合に向け協議を開始。東京での食事会がきっかけとなり、盛岡市に本店を置く持株会社を設立して、2028年4月の経営統合を目指す方針が明らかになった。
岩手銀行・秋田銀行と青森みちのく銀行が、青森みちのく銀行の頭取の談話として、統合に向けた協議を始めたことを明らかにした。都内で開かれた食事会の席で、将来像について“手を組む選択肢もあるのでは”との質問に対し、前向きな検討を示した。
3行は盛岡市に本店を置く持株会社を設立する方針を発表し、2028年4月の統合を目指すとしている。実現すれば、3行の預金量は約12兆円となり、東北地方の地銀グループで最大手になる見込みだという。
3行の関係はこれまで岩手銀と秋田銀が包括業務提携を結ぶなど密接だったほか、青森みちのく銀は2025年に青森銀行と合併して発足した経緯がある。今後の統合交渉では資本力・収益力の強化を通じ地域課題の解決を目指すとの見方が示された。
頭取は、合併前段での条件調整は難しくなるとの認識を示しつつも、3行で折り合いをつけて前進させたいとの意向を強調した。