ファナックはエヌビディアとグーグルと提携し、社内完結型から外部パートナーと協調するオープン戦略へ転換した。市場の多様化と人手不足の現場ニーズに対応するため、オープンプラットフォームとエコシステム構築を進める。
ファナックは半年程度の期間を経て、長く続けてきた自前主義からオープン戦略へかじを切った。これまで自社リソースで市場の需要をカバーしてきたが、現在はロボット活用が多様な産業へ広がり、単独対応が難しくなっていると説明されている。
オープン戦略の背景として、世界の製造現場での人手不足と多様化するニーズが挙げられている。ファナックは外部の技術やAIを取り込みやすいエコシステムを強化することで、さまざまな産業の自動化ニーズに対応する狙いを示している。
具体的にはエヌビディアとグーグルとの提携、ソフトウエアのオープン化を進め、社内だけに依存しない外部連携を拡大していく方針が示された。オープンプラットフォームを整備し、多様なパートナーと協調する体制を作る点が強調された。
この転換を主導しているのはファナックのロボット研究開発統括本部長である安部健一郎氏で、同氏は内部体制の変更が自然な流れで決定されたと語っている。