ダイキン工業の株価は9月初旬に横ばい圏の動きをみせ、9月3日に日立とのC4-FNガス長期供給協業が伝えられた。一方、決算は売上高の大幅増見込みながら、利益は前年同期比で微減となった。
9月3日から9月10日にかけての株価は20,820円から20,805円へと方向感の乏しい推移を示した。9月4日に出来高が前日比133%増、9月9日も同58%増となり、材料が出るたびに売買が膨らむ局面があった。
同日には日立とC4-FNガスの長期供給に向けた協業が報じられ、ガス供給の取り組みが直近のもみ合い相場の新材料として注目された。
決算短信の要約によると、2027年3月期第1四半期の売上高は前年同期比17.5%増の1兆4,268億円、営業利益は7.6%増の1,306億円、最終利益は1.7%減の801億円と、増収には賛成ながら利益成長は限られた。通期予想は据え置かれている。
今後の業績チェックポイントとして、データセンター需要の拡大や高付加価値機の提案強化、サービス拡大といった要因が挙げられる一方、北米住宅需要の回復遅れや中国不動産の低迷、部材・物流費の上昇といったリスクも指摘されている。