片岡愛之助が10月、東京の歌舞伎座で上方ゆかりの舞台「鯉つかみ」に主演する。14年前に初演され、今回も大阪松竹座の閉館後の公演として位置づけられている。
片岡愛之助は10月、東京の歌舞伎座で上方ゆかりの作品「鯉つかみ」に主演する。14年前に初演して以降、上演を重ねてきた作品である。
作品の見どころには水を使った主人公と鯉の精との立ち回りなどが挙げられ、初演は2012年に兵庫県豊岡市の永楽館で行われた。水を使えるよう市長の許可を得て公演が実現した経緯が紹介されている。
上方への思いは師匠譲りで、十三代目片岡仁左衛門と養父となった十三代目仁左衛門の次男・片岡秀太郎の影響が強調される。大阪・堺に家があり、東京には出張のように来ていると語っている。
今年5月には大阪道頓堀の最後の大劇場である大阪松竹座が閉館。さよなら公演では『義賢最期』の主演ほか、叔父の仁左衛門出演の『盛綱陣屋』で和田兵衛秀盛を勤めた。
今後は大阪の地で培ってきた上方の役者としての活動を続ける意向が示されている。