ニチモウは廃棄漁網を回収・再生し、海外まき網漁業で使うポリエチレン製漁網として国内初の納入を実現した。納入先は大洋エーアンドエフの第三ふじ丸で、今後実用での使用感を検証する。
ニチモウは使用済みの漁網を回収し、素材ごとに分別・洗浄したうえで加熱・成形してペレット化し、紡糸・原糸製造を経て再生漁網を作る水平リサイクル技術を長年にわたり開発・活用している。今回、この技術を海外まき網漁業で初めて応用するべく、ポリエチレン製漁網を納入する体制を整えた。
国内初の納入先として大洋エーアンドエフの第三ふじ丸が選ばれた。海外まき網漁業はマグロ・カツオなど世界的な魚種の漁獲を担う一方で、網の製造時の資源・環境負荷や廃棄処理コストが課題となっている。
納入されたR&B再生ポリエチレン網は、不要となった漁網を回収後、素材別洗浄と再加工を経て再生網として再利用される。養殖用の生け簀などで既に導入実績はあるが、海外まき網漁業向けの適用は今回が初めてとなる。
今後は国内外の使用環境での性能・コストなどを実績として検証し、技術開発を継続していく考え。なお本取り組みはニチモウの調査(2026年9月実施)に基づくものである。