ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは2027年度第2四半期決算で総売上が1.28億ドル、前年同期比4.9%増となり、エンタープライズ部門の伸長が通期見通しの引き上げを牽引した。エンタープライズは総売上の62%を占め、AI機能の拡張と長期契約の増加が成長を支えた。オンライン部門は横ばいを見込む。
ズームの2027年度第2四半期は総売上高が1.28億ドルとなり、前年同期比で4.9%増加。エンタープライズ部門が成長を主導し、売上の62%を占める構成となった。非GAAPベースの営業利益は5.1億ドル、非GAAP営業利益率は40.0%で、EPSは1.55ドルとなった。
地域別では南北アメリカが6%増、EMEAが2%増、APACが4%増。前受収益は16.0億ドル、RPOは約45億ドルへと拡大し、過去12か月の売上データにおける新規・既存顧客の多様な契約が継続していることが確認できる。Zoomは自社株買いを約3,520万ドル分実施し、累計買戻し額は34億ドルに達した。
エンタープライズ部門の成長はAIのマネタイズとマルチプロダクト契約の長期化によって支えられ、Zoom PhoneのARRが引き続き成長。WorkvivoのARRは1億ドル超えを達成し、Workvivo HQのAIネイティブ機能も導入された。Zoom CXのARRは高い二桁成長を維持し、7桁ARRの案件数が過去最高を記録した。
2027年度の通期ガイダンスは売上高50.085〜50.995億ドル、非GAAP営業利益約20.65〜20.75億ドル、非GAAP希薄化後EPS6.08〜6.12ドル、フリーキャッシュフロー178〜182億ドルへ引き上げ。オンライン部門の横ばい見通しを反映しつつ、エンタープライズ部門の力強い伸びが支えとなる見込み。