太陽機械製作所が水性後糊を用いた圧着はがき加工機を開発。低ランニングコストと環境負荷低減、誰でも安定生産が可能なワンオペ対応を実現する機械として市場の課題解決を目指す。
圧着はがきの生産市場では多品種・小ロット・短納期への対応が求められており、人手不足や熟練オペレーター依存の課題が顕在化している。これを受け、先糊用紙を使う従来方式の課題として用紙コストや保管期間、時間経過による剥離強度の低下が挙げられる。
太陽機械製作所は一般用紙に水性糊を塗工する「水性後糊方式」に着目。過去にも同分野の加工機開発実績があるが需要が拡大せず開発を一時中断していた。デジタル印刷機の普及に伴い多品種DMの生産環境が整い、再挑戦が再開された。
開発は検証機の製作から始まり、乾燥炉による糊の乾燥条件や圧着時の圧力条件を一つずつ検証。現場ヒアリングを通じて「スキルレス」「段取り時間短縮」「ストレスフリー」の3つを開発テーマとして据えた。
新機は「TPM型水性後糊圧着はがき加工機」と称され、通常用紙へ水性糊を塗工することで低ランニングコストと環境負荷低減を両立。誰でも安定品質で加工でき、段取り・調整を短縮して生産現場を改善することを目指す。