クリス氏が日本でGNIを創業し、上海ジェノミクスの買収と創薬開発を進める流れが形成された。F351の中国でのIND申請開始や、2008年の日本拠点から中国拡大への転換など、創業期の経緯を時系列で追う。
ジーエヌアイグループ(GNI)の創設者クリス・ソーヴェイ氏は、2001年に日本を拠点とする事業構想を掲げてGNIを設立した。彼は九州大学で医学を学び、日本の資本市場を活用しつつ日本と中国の研究開発体制を組み合わせる方針を持っていた。これを背景に、日本での研究・資本市場の環境を活用する形でGNIの成長が進んだ。
2005年にはGNIが上海ジェノミクスの76.74%を取得し、中国の創薬開発と日本の技術資本を結ぶ枠組みが強化された。ルオ氏がGNIのCOOとなり、中国側の創薬・臨床開発を推進する体制が整えられた。
2007年にはGNIが東証マザーズに上場し、日本市場への正式な上場を果たす。翌年にはF351創薬候補の第1相試験が開始され、GNIの創薬研究開発が実際の臨床段階へと進んだ。
2008年にはGNI創薬解析センターを閉鎖し、上海ジェノミクスへ統合する形で研究機能の中国集中が進んだ。これに伴いGNI USAの清算も行われ、日本の技術資本と中国の現場開発力を一体化する戦略が明確化した。